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福利厚生費は役員のレジャーじゃない!

映画や観劇、スポーツ観戦などの領収書を、福利厚生費だと言って送ってくる一人社長がいました。

サプリメントや美容院代を、福利厚生です、という女性社長もいました。

 

規模のある会社では福利厚生としてカフェテリアプランがあったり、社員旅行があったり、イベントを行ったりと慰安やレジャー的な印象があるため、一人社長も自分のためのレジャーは福利厚生にあたる、という発想のようです。

 

福利厚生費は社会保険等の法定福利費のように、あくまで従業員の福利を向上させるためのものです。従業員全員に等しく施される現金化できないものに限られるため、給料課税もされません。 

 

始めの例に戻りますと、接待であれば交際費もありえますし、業種により撮影などのために必要な美容院代は経費になります。でも本人が福利厚生という言葉を使うからにはプライベートなんだろうなと思いつつ、先生に報告。

 

社長の福利厚生なんてプライベートなんだからそりゃ否認されますよ、社長たちを諭してくださりました。

 

普通に考えれば事業に寄与する支出ではないと分かっているので、あたかも権利のように福利厚生というところに浅ましさを感じてモヤモヤしていましたので、先生にビシッと言ってもらえてスッキリしました(・◇・)/~~~